猫ちゃんの"いつもの状態"を知ってますか?自宅で飼い主さんができる健康チェック
ペットサービスエンの宇井 皓之です。 今回は猫ちゃんの日常の健康管理についてお話します。
いつも飼い主さんを癒してくれる可愛い猫ちゃんですが、 生きている以上は体調を崩してしまうことがありますので、体の不調にいち早く気づいてあげるのが飼い主さんとしてできることです。
猫ちゃんの”いつもの状態”を把握する
日常の自宅でできる健康管理て大切なことは、飼い主さんが猫ちゃんの”いつもの状態”を知っておくことです。
おうちに 迎え入れてから、動物病院での健康診断でチェックしてもらった項目を忘れないようにしましょう。
そして、「この子は元気だから大丈夫」と思い込みがちですが、一番大切なことは病気になる前の”予防”に なります。
理想としては季節の変わり目ごとに動物病院へ健康診断を行い、獣医さんからの意見を聞き、健康状態に問題がなければ、猫ちゃんの普段の正常な状態を知ることができるので、飼い主さんは猫ちゃんの目に見える体の状態を少しでも知ることができるでしょう。
特に目に見えてはっきりするものとして、食欲やトイレの回数の変化、いつもと動きが違う、いつも顔を出してくれる時間に出てこないなどがあります。
日常で飼い主さんが猫ちゃんとのスキンシップを欠かさずにいることで、体を触った時の反応や 目で見える変化を見つけることができます。
飼い主さんができること
まずは手で触れていち早く異常を見つけましょう。
普段から全身を撫でてあげたりブラッシングをしてあげる習慣があると皮膚や体の各部分の変化に少しでも早く気づくことができます。
はっきり目に見える部分としては毛艶や抜け毛の状態、触ると痛がる部分がないか、 見てあげてください。
日頃から皮膚の状態を見ていることで、「以前より太ってしまったのかな」といった猫ちゃんに多い肥満の状態を把握し、予防につながります。
そして目やにや目元の粘膜の状態、耳が汚れてないか、いつもより鼻や口周りが乾いていたりしていないかもチェックしてください。
口周りでは歯茎や舌の色を日頃から見ておくことで、いつもの健康なピンク色の状態からの変化を見つけることができます。
口の中が赤く腫れていれば口内炎や歯周病の可能性があり、口臭がいつもより強い時は歯周病の可能性もあります。
猫は泌尿器系の病気にかかりやすいので、トイレの回数や排泄物のチェックが重要です。
トイレ掃除をする時には普段と違ったおしっこの色やうんちの色、量や回数、匂いをチェックしてみて下さい。
おしっこの回数が増えていたり軟便、 下痢便が続く時は特に注意が必要です。 特に頻繁におしっこをする、おしっこが出ないなどの様子が見られるならすぐに獣医さんに見てもらう必要があります。
まとめ
猫ちゃんは体調が悪くても我慢をする動物です。
異変に気付くには飼い主さんが「いつもとちょっと違うな」と疑問に思うことが大切ですので、1日の中で少しでも違った目線でうちの猫ちゃんを見てあげてくださいね♪