どこまでしてくれる?猫を預ける時にシッターが行うサービス内容
私が行うペットシッターとは、その名の通りペットのお世話をするサービスのことです。
ですが一言に「猫のお世話」といっても、シッターが行うサービスの範囲は一体どこまでなの?と疑問に思う飼い主さんもいるのではないでしょうか?
ここでは、ペットシッターが行うサービス内容を具体的にまとめていきたいと思います。
【食事やトイレなど、基本的な猫ちゃんのお世話】
まず始めにペットシッターのメインの仕事は、もちろん猫ちゃんのお世話に関することです。 具体的には、
・フード・お水の補充 ・トイレの片づけ ですね。
この作業をしつつ、食べる量や飲む量に変わったところはないか、便や尿の様子はどうかなど、健康状態も合わせてチェックしていきます。
【ブラッシングや猫との遊び】
食事などの必要不可欠なお世話の他に、ブラッシングやお気に入りのおもちゃを使っての遊び相手なども行えます。
ですが、シッターに慣れていない猫ちゃんは隠れてしまって出てこなかったり、逆にストレスになったりすることもあります。
そのため、事前にお伺いした猫ちゃんの性格を踏まえて、当日の様子を見ながら対応していきます。
なお、お伺いする回数は1日1回のこともあれば、飼い主さんの希望で2回にすることも可能です。1日中ずっと在宅することは出来ませんが、朝晩決まった時間に食事をさせたい時などには相談してみてくださいね。
【猫ちゃんの様子を報告】
シッター期間中の猫ちゃんの様子は、報告書にまとめておき、後日飼い主さんに報告する流れになります。
ですが当日リアルタイムで猫の様子を知りたい場合には、電話やメールで直接お知らせするサービスを行っている会社もあります。
メールであれば、写真の添付なども可能ですよ。 自分の希望に合わせて、対応可能なシッターを選ぶと良いでしょう。
【自宅に関する簡単な雑務】
ちょっと意外なサービス内容としては、簡単な家事・雑務の代行することが出来ます。猫のお世話に関する家事であれば、料金内で行う会社がほとんどです。
例えば
・片付けたトイレの排せつ物などをゴミ出ししてほしい
・冬や夏に猫が過ごしやすい温度に空調管理してほしい
といったものはまず問題ありません。
ただし、ゴミ出しについては、出す場所や回収の曜日を知らせておくことが必要です。
また、猫に直接関係なくても、
・郵便物や新聞をポストから取っておく
・花に水をあげる
・部屋の換気やカーテンの開け閉め
程度であれば対応可能なケースが多いです。
利用するペットシッターが例えば30分いくらと料金が決まっているのであれば、その時間におさまる範囲でお願いしてくださいね。
留守中にポストの郵便物を溜めておかない
カーテンの開け閉めで人の気配を感じさせることは、家主が留守にしていることが外部から分かりにくくなり、
防犯面でのメリットもあります。
もしここに書いた以外の家事でお願いしたいものがある場合は、個別にシッターに相談してみることをおすすめします。
【病気の猫は預かってもらえる?投薬は?】
もし飼っている猫ちゃんに持病がある場合、投薬などは行うのかどうかですが、これは猫の性格によっても、シッターによってもケースバイケースになります。 基本としては、
・経口の投薬
・目薬や塗り薬 など、
動物病院で処方された一般的な薬であれば対応出来ることがほとんどです。
ただし、警戒心が強くシッターの前にほとんど姿を現さない猫ちゃんであれば、投薬は物理的に不可能です。
そのため、猫ちゃんによってはお断りしなくてはならない場合もあります。
また、最近増えてきているのは糖尿病の猫ちゃんのケアとして「インスリン注射」をお願いされる機械があります。
注射は医療行為の扱いになりますので、基本的にはNGとなります。
ですので、お客様の代行として最寄りの動物病院へ行くこともできます。注射をしなければ具合が悪くなってしまうため、インシュリン注射にはそのように対応するシッターも珍しくはありません。
ただし、打ったあとシッターがずっと様子を見ながら一緒にいられるわけではないので、持病の種類によっては動物病院へ預けたほうが安心な場合もありますね。
【まとめ】
今回は、ペットシッターサービスはどこまでしてもらえるの?
という疑問に焦点をあてて解説してきました。
もちろん全てのペットシッターが同じ対応をするわけではなく、大手が運営しているところから個人まで色々ありますので、どのシッターに頼むかによって出来る内容に差が出てきます。
特に個人の場合は、内容・料金共に差が大きいかもしれません。
もし飼い主さんの立場で「これは絶対にお願いしたい!」と譲れない項目があるのなら、シッターを選ぶ際のポイントとしてしっかり確認するようにしてくださいね。